Feb 12, 2006
もちろん通信制ですから、教材は手元にあるわけで、統合プロジェクトと修士論文は時間をかけて準備していくつもりです。
そんな、オンスケで進まない落ちこぼれの私の元にHenleyからメールが。恐る恐る開いたら、どうもManaging Performanceで提出した論文を、教材のExampleとして使用したいという内容。
そっか、1年前か。今改めて提出した論文を見返していますが、あの英語力で大丈夫なのかとても心配。ガクガクブルブル。UKネイティブからみて良いって言うんだから、まあいいか。byway, sideway :: Feb 22, 2005
Managing Performance(オペレーション管理)では、自分の会社のコンテンツサポート業務と同じクラスの仲間の所属するベルギーのITプリセールス業務を対比して、それぞれの問題点とベスト・プラクティスを論述するというもの。前者が本文+Appendixで合計4000語、後者が約5000語といったところ。
実は「こんな英語を書いてはいけません」っていうExampleだったりして。
Nov 26, 2005
私のレビューはちょっと文房具・筆記具とは視点を変え「アイデアを書く」という話から。ブログスタイルで。
えーと、この考え方、この本を特徴付ける端的な例のような気がします。和田さんご自身の長年のご経験と、文房具好きの皆に共通する潜在的な「思い」が繋がってる良い例かな、と。文房具を楽しく使う(筆記具篇) 和田 哲哉著/早川書房 (2005/11)
p97-98 "筆記具の「書く」を振り返る"いま考えていることを絵図にしたものを「マインドマップ」と呼ぶそうで、私だけかと思っていたらこのやり方は結構流行っているみたいです。思いついたキーワードをランダムに書き出したり、出たきたテーマのかかわり合いを線でつないだりするには、筆記具が一番手軽で自由度が高いでしょう。
私の場合だと、(和田さんの著書を知る前の)5月に書いたこんなあたりとリンクします。
このマインドマップ、Javaベースのオープン・ソフトウェアfreemindを使ってPCでも作れます。こんな感じ。byway, sideway::マインドマップは論文を救うか
特に「ネタ」の整理と「アイデア出し」が鬼門。MBAのテキストや講義の要約、社内からかき集めてきたデータや素材、雑誌やライブラリにある書籍や雑誌からの抜粋など、論理的にまとめる前の情報収集の段階はとても大変です。時として煮詰まったり、混乱したり。日本語発想だったり英語発想だったり。
ただコレ、、、、PCでカチャカチャ打ち込む「音」と「間合い」そして「文字変換」という行為がネックとなり、脳を働かせる(=アイデア出す)という行為そのものが阻害されてしまうんです。*1
そんなことしてる間にメールは届く、ブログ更新通知は来る、Wikiが気にかかる(笑)、目も疲れてくる、お腹は減ってくる・・・。この集中できない状況を改善してくれるのが、書き味のよいノートと筆記具かも。最近感じるそんなコトが、和田さんの書くプロローグと妙にシンクロします。
ネット情報過多の昨今、インターネットとPCだけではアイデアに煮詰まってしまう私たちにとって、筆記具に求める「質」が変わってきてるような気がします。それは楽しみだったり、こだわりだったり。キレだったり、バランスだったり。美的感覚に合わないものは値段の高い安いに関係なく呼ばれないんです。見た目が良くてもキレがない筆記具は3日で使わなくなるんです。そんなユーザ達のメーカーへの思いを代弁できてるからこそ、オピニオンリーダーとして周囲から認められる―そんな読後感が残る1冊でした。文房具を楽しく使う(筆記具篇)p8 "プロローグ"
ネットワークの環境が整備され、最近はパソコンの便利さのほうが際立っている状況ではありますが、現在でも筆記具がふさわしい場面がたくさんあるはずです。
*1:PCでのマインドマップ作成を否定するつもりはありません。
二次加工=アイデアの再編(組み直し)と再利用には絶大な効力を発揮します。
Nov 13, 2005
P・F・ドラッカー氏の著作は、MBA的にはマネジメント理論の「古典」として当然の様にあちこちで引用されていますが、実は今になってオリジナルを読んでないことに気付きました。改めて明日ライブラリで手に取って流し読みしてみようと思います。CNN.co.jp : 「経営学の父」ピーター・ドラッカー氏が死去 95歳 - USA
ロサンゼルス――クレアモント大学大学院によると、著名な経営学者として知られるピーター・ドラッカー氏が11日、ロサンゼルス東部のクレアモントの自宅で死去した。95歳だった。老衰とみられる。
でも、、、「ネクスト・ソサエティ」くらいは買っておいてもいいかな。あれは社会の変化に経営をどう対応させるかという意味では、唯一無二の著作だしなぁ。日本先行書き下ろしで、当時とても流行した記憶があります。20世紀の社会・経営の変動とドラッカー(ダイヤモンド社)
ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる
P・F・ドラッカー
上田 惇生
ダイヤモンド社 (2002/05/24)
Amazon.co.jp で詳細を見る
覚え書き的エントリー。さあ、書いたんだからかって読めよ>自分
Nov 07, 2005
http://blog.bywaysideway.com/MBA/1128762878.html
昨年よりも時間がかかっていたので、いやな予感がしたのですが、結果は下記のとおり。
・Finance(財務) D
・Marketing E+
・Performance(オペレーション) D
グレードは A (Excellent)、B (Very Good)、C (Good)、D (Pass)、E (Fail)、F (No Grade)で、3科目中1科目はE以上、2科目はD以上で通過・・・ってことは首の皮1枚でギリギリ。というか、温情で通し、ってところ。
あー、やばかった。
Sep 10, 2005
論述式ですが、事前にCaseが渡され、3週間かけて当日持ち込むサブノートを作成します。試験問題は当日発表。
記憶している出題内容は下記のとおりです。
一部出題内容にはうろ覚えもあります。今回「やられた!」と思った事は、Part1と同じようにCaseの内容だけでサブノートを作ると玉砕するということ。
- Managing Performance - Bare Essentials
- 衛生用品の卸売業者に勤めるCharlieは、オペレーションマネジャー。小売業者に対し納期2日で商品を納入している。ある日、製造元の1社が値上げを表明してパニック的に受注が膨らんだ。それでなくても、最近は在庫が膨れ上がり気味。他方、倉庫スタッフの退職率が高く事故や商品紛失も多いなか、在庫管理に悩んでいる。
出題:(1)この会社の在庫管理において考慮すべきモデルを論じなさい。(2)問題点の根本はどこにあるのかを分析しなさい。(3)Case中に出てくる会計士の改善プランを実行するうえで想定されるリスクは何か
- Managing Marketing - S2002 - A Renault Espace Odyssey
- ルノー・オデッセイは1984年の登場後、欧州ミニバン市場にブームを巻き起こす先鞭となった。最近は同じセグメントに参入する企業も増え、競争は激しくなる一方。低価格路線を推進するライバルも出てきた。
出題:あなたは自動車メーカーから委託業務を受注するため、マーケティング分析レポートをまとめて有償で販売することにした。(1)ブランドマーケティングの観点から、自動車業界を分析せよ。(2)ミニバン市場のセグメンテーションとターゲット設定について分析し、論じなさい。
- Managing Financial Resources - University of Central England - Faraday
- イングランド中部のUCE-Faradayは過去科学分野で業績を挙げた由緒ある大学。1993年以降、新しい施策が実行され科学以外の分野=人文科学、経営学(修士)の強化を推進し学生を獲得してきた。2005年のマネジメントコミッティでは、Scholars Place(学生会館)の設備投資計画とその採算について激しい議論が交わされた。
出題:(1)前提条件を明示して、Scholars Placeの投資計画を分析せよ。(2)本Caseにおける価格弾力性(price elasticity)の有無について論じなさい。
簡単にいえば、ルノーの商品だけを考えてノートを作ってもそれは的外れ。また、設備投資のことだけを考えて準備していた人は、価格弾力性についての答えが導けない。
うー、思いっきりヤマ張ってた私。やばいです。(TДT)