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Nov 26, 2005


[MBA] 紙とPCと筆記具とマインドマップ 22:10
和田哲哉さんの新著のレビューは大方出揃ったみたいですね。
私のレビューはちょっと文房具・筆記具とは視点を変え「アイデアを書く」という話から。ブログスタイルで。

文房具を楽しく使う(筆記具篇) 和田 哲哉著/早川書房 (2005/11)
p97-98 "筆記具の「書く」を振り返る"

いま考えていることを絵図にしたものを「マインドマップ」と呼ぶそうで、私だけかと思っていたらこのやり方は結構流行っているみたいです。思いついたキーワードをランダムに書き出したり、出たきたテーマのかかわり合いを線でつないだりするには、筆記具が一番手軽で自由度が高いでしょう。

えーと、この考え方、この本を特徴付ける端的な例のような気がします。和田さんご自身の長年のご経験と、文房具好きの皆に共通する潜在的な「思い」が繋がってる良い例かな、と。
私の場合だと、(和田さんの著書を知る前の)5月に書いたこんなあたりとリンクします。

byway, sideway::マインドマップは論文を救うか

特に「ネタ」の整理と「アイデア出し」が鬼門。MBAのテキストや講義の要約、社内からかき集めてきたデータや素材、雑誌やライブラリにある書籍や雑誌からの抜粋など、論理的にまとめる前の情報収集の段階はとても大変です。時として煮詰まったり、混乱したり。日本語発想だったり英語発想だったり。

このマインドマップ、Javaベースのオープン・ソフトウェアfreemindを使ってPCでも作れます。こんな感じ

ただコレ、、、、PCでカチャカチャ打ち込む「音」と「間合い」そして「文字変換」という行為がネックとなり、脳を働かせる(=アイデア出す)という行為そのものが阻害されてしまうんです。*1
そんなことしてる間にメールは届く、ブログ更新通知は来る、Wikiが気にかかる(笑)、目も疲れてくる、お腹は減ってくる・・・。この集中できない状況を改善してくれるのが、書き味のよいノートと筆記具かも。最近感じるそんなコトが、和田さんの書くプロローグと妙にシンクロします。

文房具を楽しく使う(筆記具篇)p8 "プロローグ"

ネットワークの環境が整備され、最近はパソコンの便利さのほうが際立っている状況ではありますが、現在でも筆記具がふさわしい場面がたくさんあるはずです。

ネット情報過多の昨今、インターネットとPCだけではアイデアに煮詰まってしまう私たちにとって、筆記具に求める「質」が変わってきてるような気がします。それは楽しみだったり、こだわりだったり。キレだったり、バランスだったり。美的感覚に合わないものは値段の高い安いに関係なく呼ばれないんです。見た目が良くてもキレがない筆記具は3日で使わなくなるんです。そんなユーザ達のメーカーへの思いを代弁できてるからこそ、オピニオンリーダーとして周囲から認められる―そんな読後感が残る1冊でした。

*1:PCでのマインドマップ作成を否定するつもりはありません。
二次加工=アイデアの再編(組み直し)と再利用には絶大な効力を発揮します。
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