Oct 27, 2005
「フルブラウザには需要がない」--Scope開発者が激白 - CNET Japan
無料のフルブラウザアプリケーションとして2005年1月に登場し、高い注目を集めたScope。しかしそのScopeが今、その機能以外の面で話題となっている。
内容は、記事をご覧いただくとして、いろんな意味で考えモノですね、これは。
セキュリティ的に穴がある実装になってしまったのはやむを得ず、企業側としてコメントも慎重なものになりがち、という一般論は置いといても、、、、この対応はあんまりにもひどすぎる。フルブラウザに対する市場認識も非常に浅く表面的だし、何が今回の騒ぎに至ったのかという市場（ネット）心理も理解できていない。企業の意思決定的には慎重に検討しないといけないエキサイトとの提携＝OEM提供を安易に企画し知名度の拡大を狙ったが、需要とビジネスモデルを読み誤って取り下げ。JavaScriptの件では知識のないのを露呈し、全体として場当たり的な対応が見え隠れ、、、、といっては言いすぎでしょうか。
大手が席巻する携帯コンテンツ業界。中小勢力が新しいことを企画し、機能をアグレッシブに追加し、既存のビジネスモデルを打破することは簡単ではありません。それに向かって多くの人たちが日夜努力しているのを目の当たりにしているだけに、話題性において成功していたこの会社のこの対応、非常に残念ですね。
