Sep 15, 2005
この日は世界遺産に指定されている、Pont du Gard(ポン・デュ・ガール)でまったり。
ここは紀元前から50年かけて建造された水道橋。高低差の関係で1kmで30センチというとても緩やかな傾斜をつけ、水を引き込むために非常に重要な橋だったようです。
歴史的世界遺産なのに、(といっては失礼ですが)シャルル・ド・ゴール空港並みの近代的な施設。とてもおしゃれです。しかも入場自体は無料。皆、橋の周辺で普通にピクニックや、水遊び、犬の散歩をしています。本当に普通、日常の風景です。ニームへ向けて50キロ、ローマ時代の水の道 ポン・デュ・ガールからユゼスへ - [フランス]All About
ニームを作ったローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの腹心アグリッパ(いかにも聡明そうな胸像は有名)が建造したとされているポン・デュ・ガールがあるのは東北に約30キロ離れたルムーランの近く。広大な荒地を深く削ってガルドン川が流れています。「ポン・デュ・ガールこちら」の標識に従って西に向かうと大きな駐車場が有り、その先に近代的なインフォメーションセンターが見えます。
橋を眺めながらオープンエアのカフェでまったりしているうちに、妻が一言。「日本ではこんな世界遺産ないわよね」。
世界遺産となると大騒ぎになる日本と違い、この落ち着いた、みなの生活に根付いた国立公園、やはりフランスってすごいです。(写真はカフェから眺めるポン・デュ・ガール)