Oct 26, 2008
<期限を切らない>
土地探しで私個人が一番助けられた教訓はコレ。
「土地探しには期限はない。あせらない。時間が解決することもある。」
長い期間土地探しをしていると「早く決めてしまいたい」「いい加減見つからないのではないか」と思うことも多々あります。でも、目前の土地に対して迷いがあるうちは、決断せずあえてスルーすることも重要です。
もちろん「賃貸の更新までに」「住宅ローン減税に間に合う前に」「子供の入学前に」引越しを済ませたいといった事情があるかと思います。ただ最初から期限が絶対のものとして土地探しをしてしまうと、中にはそれを逆手にとって時間を浪費させ、最後に妥協するように仕向ける業者もいるのです。
私の場合急かされていい思いをしたことは正直ありませんでした。例えば住宅ローン減税。
「今年12月までの入居が条件」と急がせ、矢継ぎ早に物件を紹介する業者も居ましたが、仮に160万円減税できるとしても32坪なら坪5万円。冷静に考えれば、その程度なら値引きの範囲です。
セメント会社出身の首相のおかげか、国土交通省の努力のおかげか、今後減税は拡大されて継続されることになりそうです。結果オーライといえばそれまでですが、所詮あおり文句なんてそんなものかもしれません。
<いきなり本命をあたらない>
その意味でいきなり本命のエリアで探すのではなく、妥協できる最低限の条件を満たすエリアで一度慣れてから本命のエリアにグレードを上げていくのがよいと思います。私の場合には学生のときに土地勘のあるエリアとか、妻の実家と会社の中間エリア、会社に近い大田区とか。私が現地視察した30件のうち、20件は世田谷区外でした。
不動産屋にとってはいい迷惑かもしれませんが、そもそも「地なし」の段階で迷惑かけているわけだし、本命エリアから心変わりする可能性もゼロではないわけですから、お互い様です。(^^)
本命エリア以外で慣れておくメリットは3つあります。
1.場数を踏んで、不動産業者の扱いに慣れることができる
2.相場観が養われ「最低限ここで建てられる」という安心感が得られる
3.瑕疵物件、いわくあり物件を見分けるスキルが養われる
とくに3.については数を見ないとわからないことも多いでしょうし、本命エリアでの土地探しを効率的を進めるうえでも重要です。非本命エリアで20件リハーサルをしておけば、本命エリアでは効率的に見極めできるようになるわけです。
<担当者を見極める>
自分のペースさえ確立しておきさえすれば、担当者を見極める余裕もできるというもの。
面倒くさい仕事も笑顔で引き受ける本当のプロもいます。「地なし」の客として相手の手を煩わせていることを意識しつつ、下記3ステップで信頼関係さえ築ければ、以後なにかと強い味方になるでしょう。
1.まず担当者が信頼が置ける相手かを見極める。
2.信頼できると判断した段階でこちらのポジションを見せて、反応をみる。
3.その結果、自分の代理として売主との交渉に値する業者かを判断する。
売主、銀行、司法書士、建築士、工務店と下請け業者、近隣の方々をはじめ、戸建を建築するとなるとざっと100人以上の人々と関わることになります。それらのプロセスの第一歩と考えれば、不動産業者の担当者の人となりを見極めるのは良い施主となるための練習といえるのではないでしょうか。
土地探しで私個人が一番助けられた教訓はコレ。
「土地探しには期限はない。あせらない。時間が解決することもある。」
長い期間土地探しをしていると「早く決めてしまいたい」「いい加減見つからないのではないか」と思うことも多々あります。でも、目前の土地に対して迷いがあるうちは、決断せずあえてスルーすることも重要です。
もちろん「賃貸の更新までに」「住宅ローン減税に間に合う前に」「子供の入学前に」引越しを済ませたいといった事情があるかと思います。ただ最初から期限が絶対のものとして土地探しをしてしまうと、中にはそれを逆手にとって時間を浪費させ、最後に妥協するように仕向ける業者もいるのです。
私の場合急かされていい思いをしたことは正直ありませんでした。例えば住宅ローン減税。
「今年12月までの入居が条件」と急がせ、矢継ぎ早に物件を紹介する業者も居ましたが、仮に160万円減税できるとしても32坪なら坪5万円。冷静に考えれば、その程度なら値引きの範囲です。
セメント会社出身の首相のおかげか、国土交通省の努力のおかげか、今後減税は拡大されて継続されることになりそうです。結果オーライといえばそれまでですが、所詮あおり文句なんてそんなものかもしれません。
<いきなり本命をあたらない>
その意味でいきなり本命のエリアで探すのではなく、妥協できる最低限の条件を満たすエリアで一度慣れてから本命のエリアにグレードを上げていくのがよいと思います。私の場合には学生のときに土地勘のあるエリアとか、妻の実家と会社の中間エリア、会社に近い大田区とか。私が現地視察した30件のうち、20件は世田谷区外でした。
不動産屋にとってはいい迷惑かもしれませんが、そもそも「地なし」の段階で迷惑かけているわけだし、本命エリアから心変わりする可能性もゼロではないわけですから、お互い様です。(^^)
本命エリア以外で慣れておくメリットは3つあります。
1.場数を踏んで、不動産業者の扱いに慣れることができる
2.相場観が養われ「最低限ここで建てられる」という安心感が得られる
3.瑕疵物件、いわくあり物件を見分けるスキルが養われる
とくに3.については数を見ないとわからないことも多いでしょうし、本命エリアでの土地探しを効率的を進めるうえでも重要です。非本命エリアで20件リハーサルをしておけば、本命エリアでは効率的に見極めできるようになるわけです。
<担当者を見極める>
自分のペースさえ確立しておきさえすれば、担当者を見極める余裕もできるというもの。
面倒くさい仕事も笑顔で引き受ける本当のプロもいます。「地なし」の客として相手の手を煩わせていることを意識しつつ、下記3ステップで信頼関係さえ築ければ、以後なにかと強い味方になるでしょう。
1.まず担当者が信頼が置ける相手かを見極める。
2.信頼できると判断した段階でこちらのポジションを見せて、反応をみる。
3.その結果、自分の代理として売主との交渉に値する業者かを判断する。
売主、銀行、司法書士、建築士、工務店と下請け業者、近隣の方々をはじめ、戸建を建築するとなるとざっと100人以上の人々と関わることになります。それらのプロセスの第一歩と考えれば、不動産業者の担当者の人となりを見極めるのは良い施主となるための練習といえるのではないでしょうか。