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Mar 03, 2005


[Leadership] Conflict Management 05:29
Global Leadership Programmeの研修は着々と進んでます。

日曜の全体ミーティング(事前課題のプレゼン)の後、月曜は一日寒い野外で6~7人のチームに分かれて、チームエクセサイズ。
「地獄の特訓」ではないですが、チームにとって極限の状況でさまざまな課題に取り組み、リーダーシップにおいて必要な要素を身をもって体験します。特に複雑な課題に対して役割を分け権限をサブリーダーに委譲するとして、リーダーは何に留意すればよいのか。どうやってチームメンバ間のコンフリクトを克服していけばよいのかを、失敗からいろいろと学んでいきます。

火曜は月曜の振り返りとレクチャーの後、午後は20名のグループ全員で「ある課題」に挑むことに。
簡単にいうと11のリーダーシップ属性に関して、皆で全員の順位(1~20位)を決定するというもの。20位にランクされるメンバは自分が否定されたような印象を受け、精神的にショックを受けるのは必至です。20名全員が納得するプロセスを見出すのはなかなか難しく、メンバの中には「こんなことは無意味だ」といってはなから投げ出してしまう人間もいます。

ただ、不必要な衝突は避けつつも必要な場面ではあえてぶつかり合う必要もあり、チームとしての一体感と相互信頼をどうやって醸成するかがポイント。お互いによく知っている20名の意見を集約するとしても、リーダーはジレンマに遭遇します。議論だけしていると時間は刻々と過ぎていく。結果や決断を急ぐと不幸な人間も出てくるし、後々チームに尾を引くかもしれない。皆の価値観はばらばらで、精神的に強いものも弱いものもいる。

和を重んじる純粋な日本の会社ではこういったことはあまり意識する必要はないかもしれないのですが、特に多国籍・多文化の環境で問題解決を進める場合にはクリティカルな問題です。ランキングをまとめるのに5時間かかりましたが、結果は納得できるものに。水曜はそのプロセスの振り返りとフィードバック。コンフリクトの克服について一般化した見解を得ます。

私の場合には言葉の問題やコミュニケーションのギャップもあって、欧米型リーダーとしてはランクは下のほうです。ただこれはリーダーシップの1側面でしかなく、ランキングでは測定できない日本的な側面やものの見方に対して高い価値を感じている人間もいるということが議論の結果分かりました。パワフルな欧米型リーダーではなく、静かなる日本型リーダーが実は信頼される場面も多いと。

それを聞けただけでも私はチームの一員として高いモチベーションを維持できますし、チーム全体でコンフリクトと格闘した価値があったというものです。チームビルディングは単に仲良しクラブを作ることではなく、また互いによく知る関係を作るといった形式的なものでもなく、必要なコンフリクトを克服して初めて作り上げられるものなんだなぁ、と身をもって感じました。
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