Dec 31, 2008
上棟後の11月から12月は木工事。現場看板(法定看板)が出されるとともに、外部足場の防音シートにSE構法のロゴが大きく記載された工務店のシートが掲示されました。『木造最強性能 SE構法(R) 安全性を極めた木骨構造住宅』
ちなみにSEとはSafety Engineeringの略。専用金物と集成材を使って構造計算を行う準ラーメン構造の家のこと。
このロゴシート、同じくSE構法で家を建てられたSparkyさんの友人のキョウヘイさんのブログで目にして、まさかうちの工務店はあんな泥臭いコトしないはずと淡い期待を抱いていたのですが、うちも例外ではなかったようで。いやはや。
まあ、2月の引渡しまで現場は工務店のものなわけで、口を挟める筋合いはないのですが。
<11月4日~15日>

・サッシ搬入
据付前にサッシ寸法を確認・収まりを調整。変更4箇所。初期プランへ戻した箇所が3箇所。
同じく玄関ドア等の建具の収まりを調整、現場に養生テープを張り、そこに直接記入していく。
・水道工事
古家の水道管は13mm。本管から25mm管をひき、4軒に分岐した1本を使っていた模様。
今回、新たに20mm管を前面道路からひき、20mm/25mmメータを新設しました。
・配管(ガス、給排水)工事
事前に基礎に開けておいた穴にガス、給排水のパイプを通し室内に。あとはモルタルで埋める。
・防蟻(ぼうぎ)工事
土台は米ヒバ(ヒノキの一種)でシロアリに強いといわれているが、念の為地上から1mまで薬剤を散布。
あとでわかるように薬剤はオレンジ色にしてある。
<11月17日~29日>

・サッシの取付け
2階リビングを中心に全16箇所のサッシ枠と本体の取付け完了。境目に防水紙(アスファルトフェルト)
を張ってあります。
・FRP防水処理
陸屋根やバルコニーに、船舶等で使われるFRP(Fiberglass Reinforced Plastics:繊維強化プラス
チック)で防水処理。
・電気配線
狭い家なのに、電気スイッチやコンセント向け配線の量がハンバでない。すでにスパゲッティ状態。
・ユニットバス設置
まるで宇宙ステーションのような灰色の物体はユニットバス(Panasonic MRX)。
外側からユニットバスを見るなんて、最初で最後だろう。
Dec 30, 2008
となると、気になるのは上棟式。「工務店には直接連絡せず、必ず設計事務所を通して」といわれていたので、28日に「日程が決まっていないけど」と打診をしてみたら、4日後の週末・連休前の11月1日でしか設定できないと言われる。
10月30日は会社の新機種・サービス発表会。さらに連休前・予算策定前の超多忙な状況で、中3日で上棟式準備は大変厳しい。当日まで人数変更もありバタバタしてしまいました・・・。
<足場組立~土台敷き~建前> 10/29~10/31

10月29日に足場が組まれ、基礎にSE金物が固定されました。(写真上段左)
この金物、持ってみるとなにげに結構重たい。
翌30日は朝から順次トラックが到着。プレカット工場で作成された集成材(欧州赤松EW、米ヒバEW)が運び込まれ、土台から屋根まで2日間で一気にくみ上げていきます。(写真上段右、下段左から30日朝、31日朝、1日朝)
<上棟式> 11/1
うちの場合は地鎮祭を行ったので、神主は呼ばずに関係者だけで簡素に行いました。
今回の上棟式では施主がお塩、工務店がお酒、設計事務所がお米を建物の四隅に蒔いてお清めを行いました。そのあとは直会(なおらい)を行いました。
この直会は職人の方とお酒を飲みながら「今までお疲れ様、そしてこれからも宜しくお願いします」と職人の方を労う意味も含みます、普段は厳しい顔をしている職人さんが笑顔でお酒を飲んでいるのを見ると、良い建物を造って行こうという1つの目標に向かって皆が目指しているのが分かってとても嬉しく思いました。

上棟式にあたっては、お米、塩、引出物、ご祝儀、直会のお酒と肴を準備。うちの場合は一般的に言われる折詰めより至って簡素。引出物は近所の和菓子屋さんのお赤飯と缶ビール(琥珀ヱビス&ヱビス)。直会の肴は乾き物と近所のお肉屋さんから鳥のから揚げ。
緊縮財政で大変恐縮していたのですが、ゼロワンオフィス、工務店、棟梁と大工さん達に加え、NCNの担当の方もお見えになり、和気あいあいの中なんとか終了。棟梁のSさんも大工の皆さんもとても真面目そうな方で一安心。2階にあがってみると、傾斜天井のリビングが気持ちよさそうです。
2ヵ月後の今になっても、構造体と屋根だけのこの写真は見ていて惚れ惚れします。
Dec 29, 2008
<地盤改良>10月1日
先日の地盤調査結果を踏まえ、地中7mまで鋼管を埋める作業を実施。
重機を横につけ、柱状鋼を溶接しながら地中に埋めていったようです。上に載る建物は木造2階建てですが、ベタ基礎がそれなりの荷重となるため、20箇所以上埋めてあります。
私は当日の夜に現地に行ったのですがすでに作業が終わっており、埋まった状態では何がどうなっているのかわかりませんでした。写真はあとで送ってもらったものです。

<根切・捨てコン>10月6~10日
ここから基礎屋さんのお仕事。
小さいユンボでベタ基礎の形状に地面を掘り、砕石を敷き、捨てコンクリート(レベルコンクリート)を打ちます。
これが水平面となり、実際の基礎を作るためこの上に図面から寸法が写し取られる「墨出し」が行われ、配筋作業に入っていきます。
<配筋>10月14~17日
うちの場合は防湿フィルムとスタイロフォームをその上に貼った上で、鉄筋を組んでいきます。一部ユニット化される半製品も使いつつも、ほとんどの作業は手で1本1本組んでいく。まだまだ暑い中、2人組で丁寧に組んでいきます。
・底板(耐圧版)は13mm径を200mm間隔でダブルで使い、厚さ200mmのコンクリート。
・立上り部は構造図に従い、10mm、13mm、16mm径を組み合わせて組んでいきます。・柱を固定するSE金物を固定するためのアンカーボルトもこの段階で基礎配筋に結束。職人さんいわく許容誤差2mmでとてもシビアだとか。
SE構法の場合、木造にしては厳しい規定が多いのですが、後日上棟時にNCNの人に聞いたところ、構造体で一番負荷がかかるのはSE金物の接合部。地震で揺れた場合にアンカーボルトや基礎にかかる負荷が大きいとのこと。
<配筋検査・打設・立上り型枠>10月20~25日
ゼロワンオフィスと工務店による配筋検査が終わり、検査指摘事項の補強筋の追加がされた後、耐圧版のコンクリートが打たれ、その養生後に立上り部の型枠が組まれました。
耐圧版については、温度も考慮して設計強度+6Nでコンクリートを打設したとのこと。立上り部の基礎幅は厚さ170mm。
建売の木造では120mm、メーカーでは150mmが標準といわれますが、それよりも厚いだけに近所の人たちからも、「本当に木造2階建てなの?」といわれる始末。構造(NCN)から地盤改良を当然のように要求されたのも、基礎全体が重たいからなのでしょう。
この3週間現場をこまめに見学させてもらったのですが、今回の基礎工事は後に大工の棟梁も感心するくらいとても丁寧で綺麗。見えないところだけどやり直しが効かないだけに、気合を入れて作業されていることにいたく感銘しました。基礎屋さんすごいっす。カッコいいっす。
Dec 28, 2008
この日は午前9時から地鎮祭(じちんさい、とこしずめのまつり)。9月7日、8日の雑草取りの時も最高気温30度越えで汗だくだったが、この日も最高28度。現地に到着したときには、神主さんが汗だくで準備中でした。
工務店の紹介で呼んでいただいた神社は、阿佐ヶ谷の猿田彦神社。猿田彦大神は先導役や道案内・道祖神と考えられており、地元の神様をこの土地に導いてもらいます。
奉献酒と直会のおつまみ(乾き物)以外、供え物はすべて神社側で用意、ダンボールに詰めて持ち帰れます。最後に方位よけのお札まで渡され、至れり尽くせり。
ゼロワンオフィスと工務店のメンバーも集合。すでに地縄が貼られており、建築確認もおりたことから皆で日照や建物の配置、足場の位置について話をしていました。
これからは私達の手を離れて、工務店と建築事務所で物事が進んでいくのだなぁ・・・としみじみしていると、ゼロワンオフィス代表の伊藤さんが、「(当初のコンペ案の)1階リビングから、2階リビングに変更して正解でしたね!」と。近隣との距離は50cmぎりぎりとしている狭い土地にしては、東南方向の日照はすばらしく、2階レベルのリビングからは青空が見えそう。
地鎮祭自体は30分かからない。ひととおり祝詞を上げた後、苅初(かりぞめ)の儀
・・・ゼロワン伊藤さんが鎌で「エイエイエイ」
鍬入れ(くわいれ)の儀
・・・私が鍬で「エイエイエイ」
・・・工務店の社長さんが鋤で「エイエイエイ」
鎮物(しずめもの)の儀
・・・ここでは神主さんが埋める所作のみ。鎮物は後日基礎工事のときに埋めます。
一般のヒトにとって地鎮祭を経験する機会は極めて少ないわけで、当然私も妻も初めて。
一応、地鎮祭をしようで事前に調べて望んだもの、わからないことだらけ。当日神主さんからも式次第の説明を丁寧にしていただいたので、なんとかこなせたという感じかと。
実は六曜は神道とは無関係というツッコミはさておき、縁起をかつぐのはいいこと。皆が一同に会して工事の安全を祈願するセレモニーとして、やって良かったように思います。ZERO-ONE BLOG Kkc House PJ 地鎮祭
昨日は暦での先勝でしたが、先勝の午前中というのは大安と変わらず、神々のまつりごと、参拝等にはとても縁起のいい日であるとの神主さんのお言葉を頂き、地鎮祭最後に鎮物(しずめもの)が施主に渡されました。この中には鉄板で作られた人形(ひちがた)や刀、お金などが入っており、災いを防いだり、お金が入ってくるなど一つ一つに意味があります。それを基礎工事の時に埋め、その土地を守ってくれるそうです。
Dec 27, 2008
<確認済証>
見積もりを合意した後、9月9日に世田谷区に申請した建築確認が9月18日付けでおりました。うちの場合は木造2階建てで、建築基準法でいうところの「4号建築物」。建築士が設計・工事監理を行った場合に構造耐力等に関する審査を省略※する特例が適用になりますが、敬老の日を挟んで7営業日(中5営業日)というのは想定外に早いです。
※2006年6月にパワービルダーの一建設が扱う建売物件に強度不足が多数発生。これを契機にこの特例は見直しを行うこととされ、2008年11月以降一定の周知期間をおいて本特例は廃止。小規模木造住宅に係る構造関係規定の審査省略見直しについて[PDF]
SE構法を使ううちの場合には2階建てでもきちんと構造計算をしているので、省略できるものは省略して早くおろしてもらうほうが、都合よいのだけど。
4号特例の場合、建築基準法上では受理日から7日以内に確認済証が交付されることとなっていますが、準防火地域の場合には消防同意が必要で、その日数(3日以内)も考慮する必要があります。
(建築物の建築等に関する申請及び確認)
第六条
4 建築主事は、第一項の申請書を受理した場合においては、同項第一号から第三号までに係るものにあつてはその受理した日から三十五日以内に、同項第四号に係るものにあつてはその受理した日から七日以内に、申請に係る建築物の計画が建築基準関係規定に適合するかどうかを審査し、審査の結果に基づいて建築基準関係規定に適合することを確認したときは、当該申請者に確認済証を交付しなければならない。(許可又は確認に関する消防長等の同意等)
第九十三条
2 消防長又は消防署長は、前項の規定によつて同意を求められた場合においては、当該建築物の計画が法律又はこれに基づく命令若しくは条例の規定で建築物の防火に関するものに違反しないものであるときは、第六条第一項第四号に係る場合にあつては、同意を求められた日から三日以内に、その他の場合にあつては、同意を求められた日から七日以内に同意を与えてその旨を当該特定行政庁、建築主事又は指定確認検査機関に通知しなければならない。
<「新築された皆様へ」>

知らなかったのですが、住居表示上の建物の住所(○号)は入口の向きで決まるのですね。
建築確認がおりてからしばらくして、「建物を新築・改築された皆様へ[PDF]」という書類が届き、入口の位置を図示した配置図を添付して、新築届を出すようにとの連絡がきました。
新築届の提出について(世田谷区)
建築確認関連の情報は高度にシステム化されており、その情報が別の担当に回り、自動的に住所が入った新築届が作成され案内が送られている様子。さすが世田谷区。
事例紹介 世田谷区街づくり情報システム[PDF](日本ユニシス)
他方、世田谷区以外からも「ご新築のお客様へ」のダイレクトメールが多数到着。カーテン、外構、造園、ベッド、家具、なんでもあり。どうも建築確認が完了すると、建築計画概要書から建築主の住所、配置図が誰でも閲覧できてしまうようです。東京都の様式はこちら[PDF]。となると、防犯上の観点からは建築確認に添付する配置図は平面図(間取り図)と兼用してはいけないと思います。
で、名簿屋が絶対居るなと思った貴方、甘いです。下記報道資料によると建設関係業界紙に個人住宅の建築主の氏名・住所・施工業者を掲載しているものが多数あるとのこと。なんてこった。
建築計画概要書の閲覧制度の見直し(総務省 報道資料)
建築確認の情報って周辺住民や利害関係者(買主)以外には非公開にできないものなんでしょうか?うーむ。







